2000年2月3日、ヤクルトホールで行われた新世紀怪奇映画“うずまき”の特別試写会において、この映画のエンディングテーマを担当したDo As Infinityがミニライブを行った。

映画“うずまき”の原作は、小学館の“ビックコミック スピリッツ”誌上で連載されていた伊藤潤二氏の同名のホラーで、地方の小さい街を舞台とに渦巻きにまつわる怪奇な話で綴られている。

Do As Infinityのミニライブは、ブルーグリーンのスクリーンをバックに中央にマイクスタンド、左右にパイプ椅子だけという極めてシンプルなセットで行われた。ストリートライブでたたき上げた、彼らのアコースティックサウンドには、VANちゃんのヴォーカルと、長尾くん、大渡くんのギター以外の余計なモノは必要ない。

いよいよミニラブのスタート時刻になりスクリーンの照明が落ちると、ステージ上にD・A・Iのメンバーが現れた。今日のVANちゃんは、デニムのロングスカートに黒地に骸骨うさぎ(?)のプリントT−シャツと、シンプルでラフな衣装。大渡くんはフォークギター。一方、長尾くんはトレードマークになりつつあるダブルネックのアコースティックギターでの登場。二人とも黒のジャケットにパンツと相変らずシックにまとめている。

MCなしで、1月26日に発売されたばかりのニューシングル『Oasis』のイントロが流れ始めた。アコースティック・ライブはボーカルがひときわ引き立つのが特徴だが、まるでア・カペラで歌ってるかのように堂々と歌うVANちゃん。その圧倒的な歌唱力に会場は圧倒されたかのように、静まり返っている。

演奏が終り「Do As Infinityです」と、歌とは打って変わって不器用な挨拶をするVANちゃんに、「あいかわらずだなぁ…」と大渡くん。会場からも「がんばれ〜」と声があがる。ちょっと照れながら短いMCを終え、続いて2月23日に発売されるニューマキシシングル『Yesterday & Today』を披露。この曲もアコースティックアレンジに凄くマッチした曲で、D・A・Iサウンドがやさしく会場を包込む。マイクを握り締めて、目を閉じながら感情を込めて歌うVANちゃんの存在感と声に、会場は息を飲んで聴き入っている。

再び短いMCを挟み「最後の曲になります」というコメントと同時に、『Yesterday &Today』のカップリング曲であり、今回上映する“うずまき”のエンディングテーマにもなっている『Raven』の演奏に入る。さっきとは対照的に、激しさの中になんとなく切なさを感じさせてくれる、メロディーラインの美しい曲だ。演奏が終ると「ありがとうございました」とペコリと頭を下げ、観客に手を振るVANちゃん。3曲と短い時間でしたが、この日集ってくれた観客には十分にD・A・Iの魅力が伝わったことだろう。

実はこの後の舞台挨拶にも、監督や女優さんたちに混じってD・A・Iも顔を出した。“うずまき”の監督であるHiguchinsky監督、実はD・A・Iのプロモーションビデオも手がけていている。司会者の「監督はどうでした?」との質問に、「いろいろとやさしいです」とVANちゃん。「いろいろって…」とメンバーから笑いがおこる。しかし、VANちゃんはその笑いの意味に気が付かず、キョトンとしていたのが印象的だった。

最後に「この映画の見所は?」と聞かれると、「私(VANちゃん)も、ちょっとだけ出演しているんですよ。でも一瞬だから、注意していないと見逃すかもしれません」。そうなんです、VANちゃんもこの映画に出演しているのだ。試写会でavex取材班もしっかりとチェック。本当に「一瞬」だけだが、VANちゃんの姿がスクリーンに映し出されたのを見逃さなかった。皆さんも実際に映画を見て、どこにいるのか探してみてほしい。2月11日から全国の東宝系劇場で公開されるのでお楽しみに!