12/25、Do As Infinityのニューシングル『陽のあたる坂道』のプロモーションビデオ撮影が行われた。
この曲は、フジテレビ系火曜9時放送のドラマ「初体験」の主題歌として、すでにオンエアされているので耳にした人も多いだろう。この時期はツアーの真っ最中で、リハーサルやレコーディングともの凄く忙しかった頃。その合間を縫うように『陽のあたる坂道』のPVとジャケット写 真撮影を行なうという、まさに寝る暇もないスケジュールだったのだ。
今回、彼らにとっては初のCGを多用したPV。キーワードは“流れゆく時間”“止まった時間”だそう。監督は、『We are.』『遠くまで』『冒険者たち』を手がけた工藤氏だ。
スタジオにVANとRYOが登場。今回の衣装は2人とも(おそらくビンテージの)Gジャン。VANは黒いロングスカート、RYOは茶のパンツを合わせている。
桜の木をバックにVANとRYOが演奏するシーンからスタート。スタジオの一角に土が敷き詰められ、そこに芝生のような草と、立派な桜の木がある。桜の前で演奏する2人の周りに半円形のレールが敷かれ、その上をカメラが移動しながら撮影する。
まずは曲を1.5倍速で流しながらテスト。RYOはいったん通常の速度で弾いて、感覚をつかんでいた。
そして本番スタート。扇風機を使って桜の花びらをはらはらと舞い散らせる。VANの超ロングヘアやスカートもふわっと風になびく。花びらがRYOのツンツンした髪やギターの弦に入ったり、VANの頬にぺたっと付いてしまったりして、何度も撮る。撮るたびにVANの表情が良くなっていくのがわかる。繰り返し流れる『陽のあたる坂道』を聴いていると、Love and Peaceな気持ちになってくるから不思議だ。
ここで、今年の干支でもある“馬”が2頭スタジオ入り。写 真を見てわかる通り、ものすごく小さいが本物の馬だ。VANとRYOは「うわー、小さーい!!」と思わず駆け寄った。2人してしゃがみこみ、「どの辺をなでるのがいいんですか?」「この2頭は兄弟なんですか?」と係の人を質問責めに。寒いためか、2頭はぴったりと寄り添ったまま、そんな姿が本当にかわいらしい。
いよいよ白い馬の出演シーン。VANとRYOがスタンバイし、監督の「用意」の声で扇風機が回りだすと、その音に驚いた馬が走り出してしまった。また、途中でカメラ前を一直線に横切っちゃってVANもRYOも思わず笑い出したり。2人ともこのハプニングですっかりリラックスしてしまったようだ。
取材班も、カットと同時にスタッフが慌てて連れ戻したりする姿を見て、大変そうだなぁと思いつつも笑ってしまった。
待ち時間には、なぜか“肩もみ”が流行り、VANがRYOの肩をもんだりする微笑ましい光景が見られた。相変わらず兄妹のような仲の良さだ。また、当日はクリスマスということで、監督とスタッフがサンタとトナカイの着ぐるみ姿でVANにワインをプレゼント!!なんてハプニングもあった。さらに、誕生日を迎えたスタッフに、VANとRYOからケーキと花束をプレゼントし、スタッフみんなでケーキを食べたりとクリスマスムードを味わった。
衣装を替えて撮影再開。VANは白いブラウスにジーンズ。髪にピンを沢山留めて、トップをふわっとさせている。RYOはデニムのシャツ。グリーンバックの前で、合成後の映像を想像しながらちょっとした演技をする。
VANの1ショット。VANの髪を美しくなびかせるために、ヘアメイクさんがドライヤーで風を送る。
撮影中、VANの周りにはグリーンの布と、シーンに合わせて桜の花びらや枯れ葉、雪などがあるだけ。モニタには合成後のイメージが一応映っているので、それを見ながら演技するので難しそう。しかし、慣れてくると何もないところでパントマイム風にドアをノックしたりして遊ぶVAN。
続いてRYOの1ショット。ギターを持ったまま、“街ゆく人々をなんとなく目で追う”シーン。スタンバイ中、RYOもふざけてF1レースの観客のようにものすごい速さで首をブンッと振ったりして、スタッフを笑わせた。
大変なスケジュールにもかかわらず、楽しみながら撮影をこなすVANとRYOのおかげで、良い雰囲気のまま撮影は終了。気が付くと、なんと深夜を通 り越して明け方になっていた。一体どんな映像に仕上がったのか、メンバー自身も楽しみにしているだろう。