いきなりVANの何かに憑かれた様な唄で始まるこの曲は、 D・A・I の中でも過去に例を見ない攻撃的な作品となっている。(制作ノートより)

*プロモーションビデオ撮影
6/30、『rumble fish』のプロモーションビデオ撮影が行われた。ロケ場所となった建物は、中庭のある洋館風。この中庭で雨のシーンを撮影するため、“雨シーン撮影班”は朝6:00頃から準備をしていたそうだ。
*控え室
今回PVに出演するダニエル君(9歳)は、「vanちゃんの心理状態の象徴」という設定のすごく「綺麗」な男の子。PVではvanちゃんと同じ白いシャツを着て、同じブレスレットをはめているのだが、妙に似合っている。撮影が始まるまで、ダニエル君は一緒に現場に来ていたお兄ちゃんと楽しそうに話している。その横では、vanちゃんがファッション誌をめくっている。いい色に日焼けしたdaiは、ザウルスに入力するのに夢中だ。そんな静かな2人とは対照的なのがryo。avexnet取材班に「今撮ってるのは何に使うんですか?」と積極的に尋ねてくる。ホームページ用の撮影とわかると「イェーイ!」とポーズをとってサービス。かと思えば今度は無言でギターを弾きまくったり、daiにギターを教えたり?している。3人それぞれが自分のやり方で、撮影にそなえて気分をほぐしているようだ。
*室内演奏シーン
3人の演奏シーンを撮影する部屋には床や家具に雪のような白い粉が散らしてあり、涼しげな様子。しかし照明のせいもあって室内はかなりの蒸し暑さだ。室温の上昇を抑えるために、このシーンに関わらないスタッフは全員外で待機していた。3人が登場すると、それだけで絵になっていると感じてしまうのは、彼らが無意識に放っているアーティストとしてのオーラのせいかもしれない。今回の衣装は、「グランドキャニオン」で知られる熊谷隆志氏のセレクトだけあって、かなりスタイリッシュ。
いつもとは逆の立ち位置で撮影開始。スピーカーで曲を流すだけでなく、実際に演奏しているのでまるでライヴのような迫力がある。そのため1テイク終わると3人とも汗だく状態。すかさずヘアメイクさんが化粧を直し、スタイリストさんはミニ扇風機を持ち上げてvanちゃんに風を送っていた。5テイク目ぐらいから、彼らのテンションがかなり上がってきたのがわかる。vanちゃんの表情はより豊かになり、ryoはガンガン体を動かしながらプレイしている。daiはいつも通りあまり動かないのだが、その身体から迫力が伝わってくる。
途中で5分程休憩が入ったのだが、さすがに3人とも暑さと疲労で言葉少なの状態。

スタッフがカメラ位置を変更している間に、ryoとdaiが無言でジャムっていたのが印象的だった。今回の撮影では、取材班が覚えているだけでも、演奏シーンは12〜3テイクほど撮っていたようだ。3人とも集中力が落ちるどころか、どんどんテンションを上げていくのがすごい。ryoとdaiの2ショットのシーンを取り始めると、ryoが今まで以上に激しいアクションを見せてくれた。さらに、このシーンのハイライトとも言うべき“あし〜たは〜逃げ〜ずに〜”のフレーズの後で、足下の皿をガチャッと踏みつぶした。
*スチル撮影
vanちゃんが、ryoのギターを持って撮影に挑んだ。実際にステージでギターを持っていてもおかしくないほど、実にサマになっている。後から現場に来たryoに「おっ、かっこいいねー」と言われると、「こんな高いの(を持ってるのは)怖い」と、すぐにryoに返していたのがかわいい。雑誌の取材も数多くこなしているvanちゃんは、シャッター音が響くたびにモデルのように表情を変え、撮影にはすっかり慣れた様子だった。一通り、3人のスチル撮影が終わるとdaiとryoの二人は「お疲れさま」。ここから先はvanちゃん1人だけの撮影だ。
*vanちゃんが雨の中を歩くシーン
雨シーンの準備を待つ間、vanちゃんはD・A・IのBBSをチェック。それもかなり長い間、真剣にBBSの発言を読んでいたのだ。しかも、本人が直接メッセージを書き込んでいる証拠写真の撮影に成功。ようやく撮影の準備が整い撮影再開。建物の中庭中央に敷かれたレールの上をクレーンカメラが移動する。屋上にはサーチライト担当、雨担当のスタッフがそれぞれスタンバイしている。ふとあたりを見回すと、実に何十人ものスタッフがせわしなく動いている。現場に来ていない人も含めるといったい何人のスタッフがD・A・Iを支えているのだろうか。カメラマンなど雨に濡れる位置のスタッフは、全員レインコート着用で頑張っている。そのうちの1人が、vanちゃんの代わりに何度も雨に濡れながらカメラテストを行った。それでも、撮影は監督からのOKが出るまで数テイク繰り返された。雨にうたれ続けたので紺色のスカートが色落ちしてしまい、vanちゃんの脚は真っ青になってしまった。遠目で見ているとまるで内出血しているかのようだ。それでも撮影は続き明朝6:00過ぎにやっと終了した。
かなりハードな撮影だっただけあり、出来上がったPVは非常に完成度の高いものとなった。このPVを観ているとDo As Infinityのさらなる「広がり」を感じさせられるのではないだろうか。

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