Do As Infinity"Desire" PV撮影レポート
赤と黒
2000年12月19日、Do As Infinity7枚目のシングル『Desire』のプロモーションビデオ撮影が行われた。ジャケットに引き続き、PVもVANちゃんが1人で撮影に挑んだ。今回のテーマカラーは情熱的な赤と黒ということで、全体的に大人っぽくセクシーな雰囲気になりそうだ。

キャストシーン
テーブルの上にチェス盤が置かれ、美しい白人男性と向かい合って座るVANちゃん。衣装は黒いレザーで“大人の女”という感じ。意味ありげな視線を交わしながら優雅にチェスを楽しむ2人。男は煙草をくゆらせている。その煙の向こうには深紅のアンティーク風キャンドル立てが見える。
次はVANちゃんが座っていた位置に黒髪の美女が座り、同じようにチェスをする。そしてチェス盤の上でワイングラスが倒れて割れるシーンも無事に一発OK。

赤いシーン
壁の色もVANちゃんのドレスも口紅も赤、という赤いシーン。鏡のように磨きあげられた黒い床にVANちゃんが横たわり、その傍らに赤ワインの入ったグラスが置いてある。歌っているVANちゃんの前にレールを敷き、カメラが左右に移動しながら撮影。ぞくぞくするほど色っぽいVANちゃん。でもちょっとした待ち時間には、スタッフやマネージャーを笑わせたりして、普段のかわいさも見せてくれた。
次は立ち上がって歌うシーン。正面からかなり強い風をあて、VANちゃんは髪をかきあげながら歌う。髪を押さえている時は風を強めに、そうでない時は弱めにしたりと、髪で顔が隠れすぎないように細かい工夫がなされた。
続いて口紅のシーンでは、VANちゃん自ら真っ赤な口紅を塗ってスタンバイ。口紅がはみでるように指でこするという挑発的なシーンだ。「カット」の声がかかると、真っ赤に染まった指を見て、目をまんまるにしてたのがかわいいVANちゃん。綺麗な人、かわいい人は星の数ほどいるが、これだけ色々な面 を兼ね備えている人はそうそういないのではないだろうか。VANちゃんには形容詞がいくつあっても足りない。

黒いシーン
床も背景も真っ黒なスペースに、赤い皮張りのソファがぽつんと置かれ、そこにVANちゃんが座ってフルコーラス歌う。黒いレザーの服を身にまといネイルだけ鮮やかなイエロー、髪はアップにしていてかなりクールな印象だ。「やっぱり歌っている時が1番かっこいい」と思わせる。繰り返し撮ったにもかかわらず、集中力を保ち続けるのはさすがだ。
そして、椅子から立ち上がって立ち去るシーン。たったそれだけなのに、不思議な存在感がある。途中でアルバムのスポットCMも撮っていた。

水のシーン
素足のVANちゃんが伏目がちに進み、やがて水の中をしぶきをあげながら歩く。どうやらD・A・Iの撮影に水はつきもののようだ。(『rumble fish』PV、『We are.』ジャケット写真撮影でも水を使っている)
スタジオ内とはいえ、真冬の寒さからVANちゃんを守るためにプール部分には熱湯が注がれた。水面を透明に保つために、新聞紙で灰汁を取るというスタッフの地道な作業もあった。それでも撮影が始まる頃にはぬるくなってしまったようだ。1テイクごとに床にはねた水を拭いたりしている。最初は遠慮がちで水しぶきがあまりあがらずカット。そこでVANちゃんが新聞紙を手にとって水面をきれいにしてスタッフに感謝されていた。無事に水しぶきもあがり、VANちゃんの撮影が終了。

次のシーンを作る
「伴さんお疲れさまでした!!」とスタッフから拍手が起こったのは朝の5:30頃。スタジオ入りが前日のお昼頃だったので、トータル17時間以上も撮影していたのだ。さらにスタッフは仕込みから撤収まで約22時間も作業したことになる。リリースのたびにDo As Infinityを支えるスタッフやサポーターが増えていくのを見られるのは取材班の役得だろうか。これからも進化し続ける彼らの自信作『Desire』をぜひ体験して欲しい。