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Do As Infinityの3rdアルバム『DEEP FOREST』が9/19に発売された。
9月に入ってから、渋谷109の円柱をはじめ、街中に貼り出された『DEEP FOREST』のポスターや看板。都市部に住んでいる人なら、あの印象的な写真を1度は目にしているはずだ。そして、初回限定盤を手に入れた人は、ブックレット写真集のクォリティの高さに驚いたに違いない。
今回は、これらの写真がどのように撮影されたのかをレポートする。
カメラマン紹介
池田倫弘(michihiro ikeda):
「相手(被写体)といいグルーヴが出せればそれを、相手に嫌われたらトコトン嫌われて、その負のパワーを写真に出す」と語る、“日本一、野外フェスに行っている”カメラマン。アシスタントを使わないので、いつも現場には1人で現れる。
*文中ではリスペクトを込めて“ミッチ”と表記 |
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何かが起こりそうな予感
今回は山梨県でロケ。別荘ふうの建物に到着すると、デザイナーが絵コンテを使って軽い説明をする。続いて、カメラマンの池田倫弘氏が自己紹介。「これ、今までの作品なんです〜。よかったら見て下さい〜」と箱入りの写真を差し出す。そこに写っていたのは、オアシス、マニック・ストリート・プリーチャーズ、ビョーク、ベック、そしてニルヴァーナのカート・コベイン。RYOが「スゲェ!!」なんて見ていると、横からVANが「私、こんな感じでやってみたいんです」と洋雑誌を差し出して積極的に提案。撮影前からこのテンション。なんだか、今回のジャケットはスゴイことになりそうな予感がする…。
まずはバスルームでギターを手にしたRYOの1ショット。バシバシ撮って「OK。カッコいいっス」と、あっけなく終了。「やっぱギタリストはギター持ってる時が1番カッコいいね」と撮ったポラを手渡すミッチ。それを見たRYOは「おおッ、かっこいい!!」と驚いた様子。「いいなぁ、少し似合うようになってきたなぁ、SG」と満足げにつぶやいた。
続いて、木製の椅子にギターを持って座るRYO。「こう持っちゃうとギター雑誌になっちゃうから…」と細かくポーズを指定するミッチ。1枚だけ撮って「OKっス」。撮ったポラが乾く前に、芯を引っ込めたボールペンで輪郭をグリグリなぞる。これで輪郭がクッキリ出るらしい。
庭に出て、ギターを肩から掛け、気をつけのポーズ。このショットもすぐに終了。あまりにも速いので、スタッフが「本当?もう大丈夫なんですか??」と心配すると、「すいませぇ〜ん、世界で1番いい加減なカメラマンなんで」と言ってのける。RYOがいい表情をしたり、いい写真が撮れると、「グラ〜〜〜チェ!!」と叫ぶミッチ。それが面白くて、みんなして真似するようになった。
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衣装に着替えたVANが登場。パープルのキャミソールに、デニムのスカート。そしていつもより髪がすごく長い。エクステンションを使ったのだ。ヘアメイクさんが床にマニキュアのボトルをバラ撒き、VANがその中から好きな色を選んでいると、「あ、それも撮らせて!!」とすかさず撮影する。メイクを終えたVANの姿に「珍しくロックを感じるね」とRYO。ミッチも「ヴァ〜ンちゃん超美しい〜」と大喜び。
2人揃ったところで、室内での2ショット。撮ったポラを見たRYOは「ロックだねぇ」と嬉しそう。続いてバスルームで2ショット。日射しの加減でVANの肌や髪が金色に光る。バシバシと4〜5枚撮ってすぐ「OK」。ミッチのトークにVANも終始笑いっぱなしで、撮影中は「VANちゃん、口閉じて!クールに!!」「笑っちゃだめ!!」などと注意されていた。
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みんなで虫よけスプレーを浴びるほどかけて、森に移動して2ショット。手前に立つVANを夢中で撮っているミッチーに、RYOが「…ワシ、カメラ見てた方がいいですか??」とそっと訊ねると。ミッチーの口から思わず「あッ!!」という声が漏れた。やっぱりRYOの存在を忘れていたのだった。そしてRYOがいつものように「ガオーーー」と口を開けていると「RYOちゃん、シブめで…」と言われウオッホンと咳払い。次は2人横に並んで撮影。薄暗い森の中の撮影だというのに、照明は一切使わず、レフ板で自然光だけを使う。倒れた木の前で。何気なくVANが木に腰掛けると、「あ、それイイ!!」とそのポーズを即採用。
先程の庭というか芝生に戻ってVANの1ショット。花をバックに撮影。そこで突然ミッチ「VANちゃん、そのままシュワシュワシュワシュワ…とお願い」。どうやら両手を広げて芝生の中をくるくると回って欲しいようだ。「サンダル脱いでいいですか?」と言いながら空にむかってポ〜ンとサンダルを放り投げちゃうVAN。シュワシュワと回っているVANをファインダー越しに追う。それを見たRYO「なんかお茶のCMみたいだよー」と笑い、スタッフもつられて笑い出す。実はコレが初回限定盤ブックレット写真集の表紙に採用された。
次のテーマは、“兄妹”。2人がお行儀良く並んで立つ。すっかりミッチのペースにはまっちゃった2人は、黙っているだけて笑ってしまう。そこでミッチが「はい、気をつけ!」「まわれ右!」「左右交替!」と号令をかける。それもおかしくてやっぱり吹き出す2人。なんだかもう仕事とは思えないユルユル感。そんな楽しい雰囲気が、出来上がった写真からも見てとれる。雲の切れ間から光が射すのを見て、「なんか神聖な感じがするねー」なんてみんなで言い合う。
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さらに小川に移動。飛べないオニヤンマを見つけたVANとRYO。その羽を平気でつまみ上げ、みんなに見せびらかすVAN。「飛べないのねぇ」なんて手のひらに乗せていると、すかさずシャッター音が。これがブックレットの裏表紙に採用された。
岩場に立つ2人。足もとが不安定なので、皆がVANを心配するが、そんなのへっちゃらな様子。フィルム交換の間にも「あー!ポンポン虫!!あ、首振り虫!!これね、体液ミドリ色なの」と楽しそうに話す。川のせせらぎを聞きながら撮影は順調に進み、さらに次の場所へ。RYOは「オニヤンマなんか見られると思わなかったなぁ」とつぶやいた。
白い花畑。スタッフが2人の立ち位置に殺虫剤を撒こうとすると、「いいよ、俺らが虫よけすれば。殺しちゃ可哀想じゃん。大丈夫だよ」。RYOが優しい一言。一面に広がる白い花。その中に佇むVANとRYO。2人とも自然な表情、というよりほとんど“素”に見える。太陽も風も雲も、何もかもいい感じ。「カメラマンこれだから辞められないんだよなぁ」とミッチ。ポラを見たスタッフが口々に「これ、すっげーいいよ」と言う。2人に見せてみると、RYOが「オレ、顔でけー!!」と大笑い(誰だってVANと並んだらデカイと思うが…)。結局ここで撮った写真がジャケットに採用された。スタッフが「周りは“お花畑”なのに、こんな格好いい写真が撮れるんだね」と感心していると「まかせて下さいよー。人間は最低なんですけど、写真は天才なんです」と笑うミッチ。カッコよすぎる!!
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